14冊目:現代実在論入門

・「ニヒリズム」の哲学上での意味を誤解していて、「大きな物語の喪失によって生じた"もしかして私たちの生には意味がないのでは?"という疑念」のことだった。

 

大きな物語が喪失し、相対主義もちょっと時代遅れ感が出てきた雰囲気がある(ツイッターで単純な勧善懲悪は古い→人それぞれ正義があるみたいな話は浅い→みたいなのがバズって、最後は自分がどう生きるべきか、そもそも生きるべきかという話をしている進撃と宝石の国)状態が今。

 

・今後は、「理性的に、宗教とは別軸に超越的なものを作る」か、「現実的に生きる可能性の模索」が行われるだろうと予測している。まあそうだろうなって感じ。(後者に関しては日常系やワンイシュー)ただ前者は難しくないか?

 

・「世界は自分が認識しているから存在するのであって、認識できないものが存在してないのと同じことだ」という考え方は、シンギュラリティによって強く批判される。ものは言いようなのでいくらでも再反論できるが、現実的な感覚としてAIが人間には認識できない世界に突入していくんじゃ?という疑念はある。