リゼロの感想
7年ぶりにリゼロを読んでやっと原作に追いつけたので、感想をまとめる。
4章
・スバルの過去編
・エミリアの過去編
・スバルの「なかった今」
・ロズワールの話
・ベアトリスとの和解
ぐらいが主なイベントか。ガーフィールの話とかもあるけど。
ベタに読めばロズワールの話はプロット的によくできていて、ロズワールの行動は全部「変わらないことがよいことだと思ってるから」で説明できる。福音書の記述は変わらない方がいい、気持ちは変わらないほうがいい、ラムとの関係も変わらないほうがいい、とか。一貫性がとれててよい。
メタに読むと、試練とかいうシステムが合目的的すぎて笑っちゃう(過去を乗り越えたらスイッチが開くって、主人公とヒロインの心の問題を解消するためだけの施設だ)。
ループもの的に考えると、「失敗した世界における死者をどう弔うのか?」っていう問題を直接取り扱ってたように見える。ありうべからざる今で。ただ、読み返してもどんな解答がでてたのか頭が悪いのでよくわからなかった。頭がいい人の記事を待とうかな。あと、無限時間方式とか総当たり方式がかなり悪しざまに描かれてたのは面白い。ループものへのアンチテーゼっぽい。
「信頼の非対称性をどう解消するのか?」についてはむしろ、「ループ者と非ループ者の間には構造的な断絶があるんだけど、愛と友情の力で乗り越えられなくもない」というお話になってるんじゃないかなと思う。オットーもそうだし、5,6章でも
「ベティーにも話せないことかしら」(でもついていく)
「スバルの勘は結構信頼できる」(無限の信頼)
とかやってたし。さらに言えば、この信頼はスバルが(ループ者が)自信とか自覚を失った際の解決策にもなってたりするのかな?この辺はもうちょっと考える必要がある。
5章
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