18冊目:ディヴィッド・ルイスの哲学

・かなり平易な日本語で書かれててわかりやすい本っぽい。可能世界の入門書として良い。

 

・「可能世界とは、時空的関係にあるものの極大のメレオロジー和である」とか組み換え理論とかは面白いが、まあ本質的には意味はないので(パラレルワールドは無いため)、それをどう使えるかの話をしてほしい。ただ、当然基礎を押さえてないとちんぷんかんぷんなので、頑張りたい。

 

・反実仮想の文を可能世界で説明できるようになること自体は前の本でも読んだので知ってはいるが、流れがやっぱり綺麗。「近い世界のうちAが異なっている世界では、Bが真だ」としておけば、厳密性は置いておくにしてもいろいろ都合がいい。